あまちゃん最終週「おらたち、熱いよね！」雑感まとめ
ようやく、涼しくなってきて。
芸術の秋だのスポーツの秋だの食欲の秋だの、何やらいろいろ気持ちよい季節ですが。
いやもう、お昼寝が捗るわあ。
二度寝、三度寝、どんと来い！
ご機嫌いかが？ぴのこです。
さてさて
先週予想のふりかえり
①出るか？スパルタ春子のボイトレ成果
そうなのよ！透明感があって高音がよく伸びて...薬師丸ひろ子は本来上手いのよ！*1
「三代前からマーメイド 親譲りのマーメイド」とかもうずるい。泣くしかできない。
結局、鈴鹿さんがもともと上手い人だったのかどうなのか？ってことに関しては
「すげー音痴だったけど努力とプロ根性で克服した」論を支持するよわたし。*2
あとはもうなにせ女優だから。
気持ち作るところからアプローチしてくと、案外出来る子だったのかも。
②甲斐さん来い！早よ来い！
絶対、お座敷列車に乗ってくると思ってたんだけどなー
でも、やっぱりニュースは見ながら熱がってたし。
観光協会の動画も繰り返し観てると思うの。
甲斐さんのことだから、きっと
毎日が最終回！な最終週
少しずつ少しずつ終わりが近づいてくるにつれて。
どこに山場（＝最終回）を持って来るのかなーってずっと考えてた。
最初は、潮騒のメモリーズ復活かなって思った。
ある意味合ってたけど、ちょっとちがった。
次に、海女カフェ復活かなって思った。
これも一部当たってたけど、ちょっとちがった。
みんなが少しずつ集結してきたから。
笑顔で全員集合のラストかなって思った。
これも、ちょっとちがった。
鈴鹿さんに。
大吉さんに、安部ちゃんに。
夏ばっぱに。
勉さんに、ミズタクに。
潮騒のメモリーズに。
海女カフェに。
北鉄に。
北三陸市に。
それぞれに、素敵な結末が用意されてた。
みんな少しずつ集まってきたけど。
忠兵衛さん、鈴鹿さん、太巻、春子さん...三々五々、少しずつ欠けてって。
やるべきところで、やるべきことを、やる。
放っといてもお互いのこと、気にしてる。
どこかが山場でカタルシスが起こる訳ではなかった。
25年前の北鉄開通式やお座敷列車をきれいになぞる、ファンサービスがあって。
ミサンガの最後の1本はまだ切れてなくって。
「この先へ！平成25年全線開通」の看板があって。
トンネルを抜けるとそこは、エンディングがオープニングで...
「まだまだよ」「これからも続いていくよ」っていうメッセージ。
最終回だからって気張らず、普段通り。
だけど、「おしまい」*3。
ラスト、こう来たかーって。
なんだかとてもすっきりした。爽快だった。
みんなで作る「あまちゃん」
↓井上さんのインタビュウ後編から。
普通、台本にはセリフやト書きが書かれています。
でも、そのシーンには“潮騒のメモリー”の歌詞が数ページに渡って書いてありました。
ぼくは、それが（脚本家の）宮藤さんからのラストメッセージだと思えたのです。
『来てよその“火”を飛び越えて』というのは、多分『来てよその“日（3.11）”を飛び越えて』。「また東北に来てね」ということだと思います。
「思います」と言ったのは、フツー、そういう大事なことは、作家と演出家なんだから話しておくことなんですが、2年前からのお付き合いだというのに、ご本人に僕聞いたことがないんですね。宮藤さんも言わないし。
でも、なんかそういう「想像にお任せします」的なことが個々人にとって大事な現場だったんです。
ちょっと鳥肌立ったこれ。
つい、クドカンの名前ばかり取り沙汰されるけど。
俳優陣から、音楽の大友さんから、演出の井上さんから、いろいろ聞くにつけ
「みんなで作る」ことが大事にされた、奇跡のような現場だったんだね、きっと
お疲れ様でした。ありがとうありがとう。
続編どうでしょう
どうでしょう、って特にわたしなんの権限もないけどね。
うーん...「あまちゃん2」はもういいかなって思ってる派です、わたしは。
たしかに回収してない布石もいっぱいあるけど。
構成自体もう十分練られてるし、言い足りてないメッセージはないと思うの。
やるならもう、能年ちゃんじゃなくて、北三陸じゃなくて。
まったくべつのキャストで。
まったくべつのところのお話を書いてほしい。*4
大好きだから、またみんなに会いたいけど。
大好きだから、薄められたり大人の事情が見え隠れするのは嫌なのね。
泣いて笑って、すこーんと騙されて。
しあわせな半年間でした。たのしかった。
だからこれはそっと、このままで。
あなたの神回は？好きな台詞は？
わたしはね...
